◇第4回『 『オンリーイベントって儲かるの?』』その3a

『オンリーイベントって儲かるの?』という話(以下略
その1「イベントの金蔓物語」
その2「イベントは先物取引?」
いよいよ本題、お楽しみのイベントの収益の計算です。
読む前に当たってひとつだけ留意点が。下の青字部分です。
実在するイベントの規模や会場等を参考にはしていますが、その通りの収益とは限りません。
***オンリーイベントでどうやってお金が使われているかを見てもらえるとうれしいです。

*** これは、フィクションであり、実在するどのイベントとも関係ありません。
*** 深読みすることのないよう、よろしくお願い申し上げます。

◇その3「イベントの収支を暴いちゃえ」

さて、いよいよお待ちかねのイベントの収支を微妙に赤裸々に語って行きたいと思います。
まずは、実際に準備会として活動してきたときの体験を元に計算したものを見て下さい。。

そのあと、もうひとつ。
実在するイベントをあくまで規模や会場を参考にして、過去と現在のイベント収益を比べたものを見てもらいたいと思います。
これは参考にしただけで、実際にそういった収益になっているかどうかはわかりません。
黒字100万とだしたイベントが赤字だったってことはさすがにないはずですが、
もしかしたらチラシち力を入れてもっと刷っているかもしれませんし、企画に注いでいるかもしれません。

ここからは、実際に使っていた損益表を簡単にしたものを用意しましたので、そちらを見ながら読んでいってください。


◇イベント収益「実体験版」

※実際のものからかなり手を加えてありますので、そのままこういった収支だったわけではありません。
さすがにそのまま出すわけにもいかないので、その点はご了承ください。

では、こちらの「損益表1」を新しいウィンドウでひらいて見てください。

A〜D4イベント分を掲載しました。掲載順はランダム。
大体どのくらいの時期にやったものかは、経験者であればわかると思いますが。


◇収益
イベントと参加者
サークル数、参加者数は、記憶が正しければほぼ間違いないはずです。
これでどのイベントかわかる人にはわかるでしょう。
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サークル参加費+追加いす
この辺はほぼその通りです。
大体スペース数の2〜3割出るんですよね。

カタログ
ABDイベントについては500円。Cのみ700円だったりします。
書店卸の場合、490円になるのが普通。
ただ、販売価格の純粋に7割でなく500円、800円販売で600円卸等いろいろと優遇されていた面もあり。
本来なら800円売りなら560円卸、700円で卸したいなら1000円販売になってしまいます。
今日ではあまりない話だと思います。
ちなみに、イベント販売価格より卸値を高くすることは出来ません。

雑収入
古いほど登録料としていただいていましたが、基本的にほとんどありません。

収入合計
だいたいはこんなもんです。
サークル収入は100sp規模であればかなり大きいです。
カタログの販売数が先行投資を補填する鍵になります。


◇支出
都産をメインに記述

会場費
都産であれば、全面で35万、半面で17万。プラス時間外料金ですね。

備品
展示台90円(サークル数の半分)、いす65円。音響1500円。

会議室
更衣室用+控え室用として。C会場高いです(泣)
私自身が控え室として使うことってあまりないんですよね。
某イベントもアフター中に後ろで弁当食べてたところ写真取られてるし。

スタッフ会議
昔になるほど午後13時〜夜間22時にかけて駒込某所を使っていました。
5000〜10000円/回かかります。
資料はコンビニコピーで大体3〜4枚ありました。
実際は表記以上にかかっていると思います。

チラシ
ABがB5サイズ、CDがB4サイズです。全てカラーチラシ。
Cのみねこではなく、一般印刷使ってます。

広告費
書店にポスターを貼ることはほとんどありませんでした。
あきばお〜4号店、とらのあな秋葉原にはA3サイズくらいのポスターを数部つくりました。
当日案内用POPなどにキンコーズやPOPLSを使って数枚だけポスターを刷ることが多いかな?

他にもここにはA〜Dには入ってませんが、リスマチックでフィルム製版なども。

備品
第1〜2回のときの備品が継続して使われています。
消耗品のプリンタインク、PPC用紙、封筒など。
某イベントで使った緑封筒欲しい人いたらメールください。500枚くらい余っているので譲ります。

事務作業
過去参加サークルにチラシ送付。
サークル受付時に申込書コピー2部。(予備と配置検討時使用)
サークルアピール、コンビニコピー(だいたい4枚)
チケット印刷(プリンタ印刷や出力サービスなどに)
アピール発送。

イベント参加申込
イベント直前のSCに参加してカタログを販売。

カタログ印刷
ページ数、装丁でかなり変わってます。
800部なのに20万ってのはカラー口絵があるせいだったり、
AとBで販売数と印刷費が逆転しているのは、部数の関係だったり。

これ支払うときだけ貧乏になりますorz

弁当と打ち上げ
昔は萬作でした。でも単価1000〜1300円高いよ(つд`)
ほかには、都産脇ほか弁だったり、ちかくのお弁当屋さん。こっちだと単価400円くらいで、しかも温かいし、お得。
飲み物は当日コンビニで150円人数分+α。
ちなみに私の分はなく、当日会場の自販機で実費でコーヒーなどのんでます。

うちのイベントは、50万くらい大赤字の某イベントをのぞいて、多少の赤字程度なら全額出してます。
特に凝ったことはしないで、居酒屋で飲み放題、未だにぷちキレにありえないっていわれるしゃぶしゃぶ等が。
のみ放題なので大体1人3000円です。

幹事がトイレにいってる間に確認もせずラストオーダー取るような○民某店やビールに炭酸ががはいってない○民某店は勘弁して下さい。

スタッフ日給4000円ってところでしょうか?
お世話になったスタッフにせめてものお礼です。現金渡すのは何か違うような気もしますし。
ちなみにカタログ編集など手伝ってくれた人に、ご飯おごる程度とか。

雑費
いろいろ。
宿泊・交通費がでたこともある?

支出合計
収益にあわせて、支出も調整しています。
イベントBのコンセプトは経費削減。余分なものには使わず、出費をかなり調整しています。

イベントの黒字は他イベントの赤字補填分に当てられていますので、繰越はほとんどありません。
(違うイベントも含めた)全てのイベントあわせると赤字だと思います。
某葉っぱ1イベントのみで考えれば、多分黒字のはず。
でもその黒字部分を私の人件費に貢がれているような気がしないでも...。


◇収支雑感

全体の収益はご覧の通り。
おかげさまで大半が黒字になっています。

チラシの枚数は基本的にどのイベントも変わりません。
大体1万5千〜2万枚。オンリーとしては結構な数用意していると思います。
毎回コミケをはさんでますし、配布しないより配布して後悔ということで。

入ってくるお金は、同じ規模ならほとんど変わりません。
100spなのにカタログが1000部売れることはあっても、200部しか売れないってことは皆無です。
だから、100spくらいならおのずと50〜60万くらい。
あとはジャンル、サークルパワー次第ってことで。

逆に支出は使えば使うだけ出ていきます。
チラシ枚数も規模を考えて、配布するイベントや書店を考慮して決めなければいけません。
カタログ部数も、丁度いい時間帯に完売する部数(+予備50部くらい)を予測できないと余ってその分の印刷費は赤字になります。
逆に少なすぎてももう少しすっておけば、収入が増えたかもしれないと。

会場費に対して圧倒的にサークル数が少ない場合の赤字はどうしようもありません。
赤字をどれだけ少なくって感じですね。

あとはスタッフ打ち上げをやらない、実費でやるってあたりですかね。
そうすれば、5〜10万程度の赤字であれば補填できることはわかってもらえるでしょう。

イベントAなんかは、打ち上げやらなければ−3万になります。
おそらくこれ以上は参加者が増えない限りは、ポスターを刷らないとかやらないと無理でしょう。

ABあたりは最近の都産100sp規模の収支を見事あらわしていると思います。


◇そして・・・

さて、実体験版を公開してきましたがいかがでしたでしょうか?
平均的なオンリーイベントの収支がわかっていただけたと思います。
ここに掲載したものより古い資料は、すぐ取り出せる場所にないので詳細はわかりません。
でも、先に記述したとおり、「他イベントの赤字補填」で残ってません。というか足りない。

大体のものがわかっていただけたところで、もうひとつの過去と現在のイベントの収支を予測してみたいと思います。
では、その3の続きをお楽しみに。


2005/04/20 その1公開
2005/04/22 その2公開
2005/04/24 その3a公開
2005/04/25 その3b公開
2005/05/20 損益表BS&SC版追加掲載

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